【思い出を】20うん年前の軌跡を辿る。最後にとしまえん行ってきた【ありがとう】

日常

実家を掃除していたら小学三年生の頃と思われる作文が出てきました。

小学三年生の頃に書いたとしまえんに行った思い出の作文

2020年8月で94年の歴史を持って閉館してしまう、としまえん。

 

懐かしくなったので、最後にぷらっと1人で遊びに行ってきました。

西武池袋線で豊島園駅へ

池袋から西武池袋線で豊島園駅へ向かいます。

西武池袋線の豊島園行き各停列車の先頭

としまえん到着

到着。

豊島園駅からとしまえん正門に向かっている様子

昔もここを通ったはずですが、ぜんぜん覚えておらず懐かしさはありません。

 

としまえん入口のようこその看板

としまえん入場券

チケット売り場で、事前予約して届いた電子チケットを見せると紙のチケットもくれました。

 

20うん年前の軌跡を辿る

メリーゴーランドのとこに集合ね

「じゃあ、十二時にメリーゴーランドのとこに集合ね。」
おばあちゃんとママと弟とわたしの一組とお姉ちゃんとお姉ちゃんの友だち三人の一組にわかれて一組一つずつちずをもってとしまえんの中に入っていきました。

20年前の作文より

としまえんのメリーゴーランド

 

ここ最近のテレビの報道などで、とても文化的価値のあるメリーゴーランドだと初めて知りました。

 

そういえば、小さい頃に他の遊園地のメリーゴーランドに乗った時は「ここの遊園地、馬しかいなくてシンプルだな」という感想を抱いた覚えがあります。

きっとこのとしまえんのメリーゴーランドの影響だったんですね。

 

水の中を流れて行く乗り物に乗りました

わたしたちはさいしょに水の中を流れて行く乗り物に乗りました。
「わぁ水の流れが速いね。」
「うん。」
「でもなんだかすずしくて気もちいいね。」

20年前の作文より

 

水の中を流れて行く乗り物とは間違いなくこれでしょう。

フリュームライド!

としまえんフリュームライド

 

 

あれ……。

確かあそこから滝みたいに水が流れ出ていなかったっけ……。

 

としまえんフリュームライド

嫌な予感……。

 

 

としまえんフリュームライド

 

本日すでに営業終了の旨を伝える看板

本日の営業終了しているーーー。

この日は花火がある日だったので17:30までの営業だったそうです。

 

 

実は、だいぶのんびり家を出発して、そもそもとしまえんについたのが17時くらいだったんですよね。

さらに、17時から販売開始の花火の有料席を先に買いに行ってしまいました。

としまえん花火有料席チケット

そうこうしている間に知らぬ間に閉まっていました……。

 

 

あと、としまえんの94年の歴史展もやっているのでそれも見よう~と思っていたのに、

こちらも11:00-17:00ということで、園に着いた頃には閉まってました……。

としまえん94年の歴史展としまえんの卒業アルバム

無念。

 

 

 

YouTubeを検索したら、フリュームライドに乗っている動画を発見。

 

そうーーー! これ!!

この横にゴンゴンぶつかりながら進んでいくの。

覚えています。懐かしい。

 

だんだん上に上がっていって下にヒューと落っこちていく時弟のぼうしがわたしの方にとんできました。そしてジャブーンとなった時弟はいそいで
「ぼう子。ぼう子。」
「ここにあるよ。」
「ありがとー。」
「水がはねて気持ちよかったね。」
「うん。」
「あっもう終わっちうね次はどこに行こうか。」

20年前の作文より

 

あぁ。懐かしいです。

動画撮ってくれた人ありがとう。

 

すごく高く上るのでとてもこわそうでした

そのあとイーグルという乗り物に乗りました。すごく高く上るのでとてもこわそうでした。
「やだ!ぜったいやだ!ぜったいやだ!」
「平気よ。あとでソフトクリーム買ってあげるからぁ~。」
「ップ~ゥ。」
そしてわたしはこわごわしながらイーグルに乗りました。

20年前の作文より

 

「平気よ」と言ったのが誰か定かではないのですが、おばあちゃんはこんなこと言わないはずだし、姉は言いそうだけどソフトクリーム買う財力なんてありません。

となると母の発言なのですが。

 

恐いからいやだと叫ぶ幼き娘を、なんで物で釣ってまでイーグルに乗せたかったのかは謎です。

あと、ふてくされを表現したと思われる擬音語がちょっと痛々しいです。

 

 

 

さて。

もう大人だから恐くないもんね!! と意気揚々とイーグルに乗り込みました。

 

 

登ります。

 

ぐんぐん登ります。

 

 

 

あ。やばい。

 

 

 

これ普通に普通に今でも恐い。

 

高い。早い。やばい。

 

 

実はプチ高所恐怖症というか、足場によっては高いところダメな人なのですが、このイーグルは箱に囲われているから大丈夫だと思ったのに大丈夫じゃありませんでした。

 

 

乗り物を楽しむとかいう余裕はなく身を沈めて空を見上げてやり過ごす作戦に。

 

 

 

でも写真は頑張って撮りました。(ノールック激写)

としまえんのイーグルに乗って最上から見下ろした園内の景色

 

 

夕焼け!

としまえんのイーグルから見た夕焼け

 

 

ぎゅんぎゅん登ってぎゅんぎゅん降りてきてあっという間だったと思うんですが、もうこっちはフラフラです。

これ本当に小学生の頃に乗ったのかなぁ。

20年前の私えらすぎ。

 

 

上の方で四十八秒間もぐるぐる回わったので頭がいたくなりました。そして、やくそくどうりソフトクリームを食べました。イーグルはこわくて頭がいたくなったけどソフトクリームはおいしかったです。

20年前の作文より

 

ちゃんと約束通りソフトクリームも食べたみたいですね。よかった。

この「四十八秒間」が本当かなぁと思って検証してみようと思っていたのですが、恐くてそれどころじゃなかった大人の私です。

 

としまえんのライド

これ懐かしい! やった覚えがあります。

ボーリングの玉を手で「ふんっ!」って押し放つんですが、全然向こうまでいかなくて悲しみでした。

 

 

としまえんのローラーコースター

 

としまえん最後の花火

『THANK YOU FOR EVERYTHING. – HANABI -』題して花火がやっておりました。

としまえんの花火は初めてです。

花火は見にくいけどステージ前の有料エリア3を選択

花火はステージの真裏から上がるので、ステージ前の有料エリアは花火がちょっと見にくいのです。

このステージ前の席は

1シート200円。2名さままで相席

となります。

他の有料エリアは

1ベンチシート600円。大人3名もしくは大人2名子ども2名まで

です。

 

私は1人だったので、大人3名入れる1ベンチ占領しては悪いなと思いステージ前の席を選択。

 

確かにステージのセットで花火は一部隠れてしまったけど十分大迫力で見られました。

ステージが本当に目の前で音楽が楽しかったです。

 

 

 

 

花火ステージの近くにあった垂れ幕。

みんなの想いが綴られています。

としまえんへのメッセージが書き込まれた垂れ幕

としまえんへのメッセージが書き込まれた垂れ幕

 

 

さみしさを噛み締めながら退園

花火とステージが終わり、ライトアップを眺めながら退園です。

 

としまえんのイルミネーション

もう終わっちゃうのか。

 

寂しいな。

としまえんのイルミネーション

なんか、綺麗なライトアップのはずなのに、なにか哀愁漂う。

 

  

 

 

あの頃と違う大人になった私

名残惜しみつつ退園。

 

 

そして

豊島園庭の湯へ!

 

豊島園庭の湯温泉

としまえんの正門から90mほど離れたところにある温泉です。

大人になった私は、遊んだ後に温泉にだって行けちゃうのです。

 

 

受付で「食事処は何時までですか?」と聞いたら

「10時までです」とのこと。

10時までに行けばOKなのねと思って、のんびりしてから食事処に行ったらなんとラストオーダー9時半で閉まってる!!

 

本当は、ここのバーカウンターで一杯やって、「ふはははー! これが大人だぞー!」って写真を撮ろうとしたのに。無念。

 

温泉めちゃくちゃ気持ちよかったです。

帰宅 誰もいない深夜の電車ってドキドキするよね

西武池袋線各停池袋行の先頭車両

西武池袋線池袋行の車両内の様子

 

庭の湯を閉館間際まで堪能した私。

 

四時になりました。わたしたちはとしまえんを出ました。それから電車に乗りました。電車に乗っているとき遊びすぎたせいかまた、頭がいたくなりました。

20年前の作文より

 

あの頃は、夕方5時前に帰っていたんですよね。

誰もいない車内で、なんだかしんみりしてしまいました。

ちょっと自分の作文読んで泣いちゃった

20うん年前に書いた小学三年生の時の自分の作文。

作文の端々から、精一杯遊んでただただ純粋に楽んでいたんだな~ということが感じられるんですよね。

 

いっぱい遊んで疲れて帰って。

そして作文の締めがこれですよ。

 

家に帰ってふとんの中で今日のことを思いうかべました。たのしいことでむねがいっぱいになりました。

 

 

あぁぁぁぁ。

 

 

私、最近こんなことを感じながら眠ったこと、あったかなぁ。

なにか、日々をこなすだけで精一杯になってないかなぁ。

旅行とかしてたって、「この先どうしよう」とか余計なことを考えて、目の前の景色を上の空で見過ごしていないかなぁ。

 

 

 

 

まさにこの気分だわ……とこの曲を思い出していたら、この曲自体がもう13年前なんだ……。

なんか別の涙出てきた。

 

 

それと、この作文だけじゃなく小学校低学年の頃に書いたと思われる作文を見返していたら、先生の赤ペンがいっぱいついているんですよね。

漢字の送り仮名間違っていたり日本語の言い回しになっていなかったりをたくさん直してくれて。

反対に、上手く書けたところは花丸なんかくれて。

先生からのコメントも、その学年で習う漢字はきちんと漢字で書いてそうでないものは平仮名で書かれていて。

 

私は、今、あたり前のように日本語を使っているけれど、何もせず勝手に日本語ができるようになったわけじゃないんだよなぁ。

こうやって地道に地道に教えてくれた人達がいたからなんだよなぁと。

さらに思い返せば、壁にあいうえお表を貼って「これは『あ』、これは『い』」と指差ししながら教えてくれた母の記憶。

色んな人のおかげで今の私ができている。

 

そんなことを思っていたらまた泣けてきてしまうのでした。

 

 

 

 

歳ですか。

 

知ってます。

 

私にとってのとしまえん

練馬付近の東京都民にとって、としまえんとはとても身近な存在。

小学校の頃の家族のお出かけに始まり、少し大きくなってから同級生と遊びに行く先として定番でした。

 

しかし、高校生にもなって行動の幅が広がると、友達と遊園地行こうとなるとディズニーランド。

成長と共に、遊びに行く先は地元を離れ、他県、観光地、果ては海外へと広がっていきました。

 

 

としまえん閉園のニュースを聞いた時は、

えーさみしい! 閉まらないで!

なんて思いました。

 

けれど、今回の閉園の理由が「財政難」と聞いたら、ちょっと罰が悪いような。

この十数年全然売り上げに貢献してないですもんね。

さみしーなんてね、言えないのかななんて。

 

 

 

 

と思っていたんですけど、財政難じゃないらしいです。

 

なんだ! じゃあ堂々と言うね!

 

としまえん! たくさんの思い出をありがとうね!

 

thank you と書かれたバルーン

最後に 作文全文公開

需要あるかわかりませんがせっかくなので全文公開。

あと、私頭痛持ちなのですが、この頃から頭痛に苛まれていたんだ……と思うとちょっと切なくなりました。

楽しいお出かけの日とか、楽しいのに頭痛くなってきてよくグッタリしてます。

 

写真は左から右へどうぞ。(スマホだと縦一列に表示されてるかな)

小学三年生の頃に書いたとしまえんに行った思い出の作文

 

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