私が旅行で形の残るお土産を買わない理由

雑記

旅行行った時の楽しみのひとつにお買いものがありますよね。

旅の思い出に可愛い雑貨も買いたくなります。

特に、海外旅行の場合だとその国その土地特有のものなんかもあったりして、目移りしてしまいます。

私も昔は旅行に行った際はよく買っていました。

でも、ある時を境に一切、旅の思い出のお土産を形あるモノで買わなくなりました。

どうして旅の思い出を買わなくなったか

家に持って帰っても大切にしてあげられない

これが一番の理由だと思います。

旅の思い出に買ったあれもこれも、しばらくすると言い方はあれですがどうでもよくなっていることが多いんです。

たぶん、買った時が一番テンションが高い状態で、続いても旅から帰ってすぐのまだ余韻に浸っている時まで。

しばらくすると、日常に追いやられてどんどん忘れていってしまうんですよね。

物理的にも精神的にもどんどん隅の方へ、意識の外へと追いやられていくんです。

 

そして、引っ越しの時や年末の大掃除の時などにふと気づく。

あるいは、見て見ぬフリをしていたそれに意を決して向き合う。

この埃をかぶったお土産、どうしよう、と。

お店にあるから可愛い

特に置いて飾る系のものに多いと思うんですが、こういうお土産ってお店にディスプレイされているから可愛いんですよね。

お店の雰囲気も相まって。他の雑貨達と一緒にずらーっと並べられていて。

 

でも、そこから一つだけ取り上げてお店の雰囲気とも秩序良く並べられた他の雑貨達とも切り離されて、旅行時の浮かれ気分もなくなってしまえばなんとも「しゅん」とした感じになってしまうんですよね。

部屋に飾るところがない

その切り離した一つが「しゅん」としてしまう理由は、もちろんその切り離されたお土産そのものにあるわけではないんです。

そう、活かしてあげられない私が悪い。

 

The・日本の家である自分の部屋にどうやったら海外という異文化のオーラを放つ、異質なものを違和感なく取り込むことができるのか。

 

書きながら、そういえば真剣に考えたことないなと思い当たりましたが、結局は旅行から帰ってきて荷ほどきの際にとりあえず適当なところに置いておくんです。ぽんっとな。

インテリアのイの字もない。

 

そんなわけで異質は異質のまま、違和感を放ちながらそこに佇むことになります。

どこかきちんと飾ってあげようにも、そもそも元々部屋が綺麗にインテリアされていないから飾るところがない。ここに飾るべきという正解がわからない。

そうして、臭いものには蓋をするよくない性質により、その違和感は徐々に無関心の対象となっていくのです。そしていつしか埃をかぶる。

 

可哀想すぎじゃないですか。

 

大切にしてあげられないのなら、連れて帰らない。

何度かの海外旅行と部屋の片づけを経て辿り着いた結論がそれでした。

 

単純にモノが増えるのが嫌になった

その他の理由としてはこれです。

ミニマリストになったわけではないですが、世間のブームに乗って私も断捨離マインドを培いました。

断捨離の「断」でそもそもモノを取り入れることを断つわけです。

 

そもそも旅の思い出にモノを買う理由ってなんだろう

人それぞれだとは思うんですが、私の場合は「ここ行ったな~」って思い出に浸るために買ってたんですよね。

であれば、形に残るモノにこだわらなくても写真とか、後述するスタンプとかでも私は充分だなと気づいたのです。

 

思い出に浸るために必ずしもモノである必要はない。

そういえば初めてラスベガスに行った時も、形に残るお土産は一切買いませんでした。

けれど、いつしかTVで見て憧れていた電球ストリートの映像を見た時の感動は頭と心にしっかり刻みこまれています。

 

お土産を欲しくなった時に心を鎮める方法

それでも、旅行中はついつい色々なものが欲しくなってしまいます。

特に前回クリスマス時期に行ったヨーロッパ旅行では、もうあちこちに可愛いクリスマスグッズが溢れかえっていて。

 

可愛い! 可愛いすぎる! やっぱり連れて帰る!!

 

そんな思いが溢れてしょうがない時にどうやって気を静めているかご紹介します。

自分の部屋を思い出す

乏しい想像力をフルに活動させます。そして問います。

これを持って帰って自分の部屋に置くところある?

置いたとして、部屋にマッチする?

違和感なく溶け込ませるインテリア力が私にある?

 

断捨離した時のことを思い出す

一度、部屋をプチ断捨離したことがあります。

もう、埃をかぶっているものとかずーっと隠すようにしまってあったものとか一気に手放したことあるんです。

その時の、スッキリした気分と同時にあった罪悪感。

「活かしてあげられなかった。ごめんね」のあの気持ち。

 

今、私が手にしているこのモノにもその残念さを味わわせることにならない?

 

旅行が終わるとテンション下がることを思い出す

実は、旅行が終わって自分の家に帰ってきて、荷解きでカバンを開けた瞬間に「あ、そうだこれ買っちゃってたんだ」って思ってしまうこともあります。

旅行中の浮ついた気分で「これ可愛いー!」とつい手を出しても、旅行が終わって気分が平常時になると既に気持ちも収まっているという。

 

こんまりメソッドで言うと「ときめくものを手に入れよう・残そう!」ですが、買った瞬間はときめいていても家に帰ったらときめき終わっている。そんなことが旅行の買い物にはよくあるんです。

「大丈夫? そんなことにならない?」と自分に問います。

 

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代わりに集めるようになったもの

旅の思い出に形に残るものは持って帰らない! と決めてからでは何を旅の思い出にしているか語ります。

写真

これは代わりというか元々旅行の時には撮っていました。

けれど、いつも撮ったら撮りっぱなしでパソコンのハードディスクに眠ったままだったんですよね。

わざわざ買わなくても写真撮ったのいっぱいあるじゃない!

ちゃん整理をしてそっちを大切にしてあげよ、と思ったのですね。

 

話はちょっとズレますが、その整理の一環としてこのブログを立ち上げました。

ですが写真整理してブログの文章書いて……ってやっているとすんごい時間かかる!笑

いや~世の旅行ブログ書いている人すごいな~。って最近ひしひしと感じます。

自分みたいにだらだら書いているだけでなくて、情報とかもきちんと綺麗にまとめて他の旅行者にも役立つ情報を発信していて。

本当どれだけ労力かけているんだろう……! って自分が書き始めてからものすごく思うようになりました。

そしてその人達のおかげで自分も安心して楽しく旅行に出かけられているので、本当にありがたいです。

 

スタンプ

海外ではあまり見かけませんが、観光地とかに行くとその観光地名とか入ったスタンプ置いてありませんか。

あれを手帳とかに押して集めるのが結構好きなんです。

いつしかノートが部屋の中で嵩張る問題はありますが、もともと手帳や日記は全部アナログなので、スタンプを集めなかったとしてもいつしか嵩張るのです。

それに、日記や手帳を見返してその合間にスタンプ押してあったりすると、「そうそう、このころここ行った~」と思い出に浸れて楽しいんですよ。

食べ物など消える系

あとあと振り返って思い出に浸ることはできませんが、旅の余韻を少しの間長引かせることができます。

単純に美味しいし楽しいしね。

お菓子とか調味料とかいっぱい買って帰ります。

x.com

まとめ

旅行中は買い物我慢することになるのでけっこう辛いんですけどね。

でも我慢せずにあれもこれも買ったらモノは増えてしまう。

増えたそれらをちゃんと大切に管理してあげられるのならまだしも、自分にはその力がないと痛感したので、断つことにしました。

その分現地で目一杯食べて飲んで遊んでくるのです。

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