借りた電卓で大失敗! 資格試験受けるなら早めにマイ電卓を手に入れよう

勉強

日商簿記3級・2級に引き続き、FP3級・2級を受験してきました。

両試験とも、受験の際に必須なのが電卓。

数千円かそこらする電卓をケチってもったいないと人に借りてやりくりしたので痛い目見たというお話です。

 

 

ぜっっったいにFP3級しか受けない!

という人は、安い電卓や借りた電卓でも大丈夫だと思います。

けれど、

追々、他の金融系の資格試験も受けるかもなぁ
今後、家計簿頑張りたいなぁ

という人は、早めにマイ電卓を購入した方がいいと思います。

 

なぜなら、電卓を変えると慣れるまで時間がかかるから

 

日商簿記とFP試験でそれぞれ別の電卓を利用

日商簿記を受けた時点ではFP試験受験を決めていなかった

簿記の試験を受験した際、FPに興味がありつつもその時は受けるかわからなかったので、

今回の簿記の試験だけで数千円もする電卓買うのはなぁ。今後使うかもわからないし。

と買うのを躊躇していました。

たまたま実家に帰省すると、使用頻度の少ないという12桁電卓があり。

ラッキー♪

日商簿記受験期間はそちらを借りることに。

 

日商簿記合格後にFP受験を決意

晴れて日商簿記の2級まで合格した後、FPも受験を決意。

実家から借りていた電卓は、家族が確定申告時期に使うものなのでずっと借りっぱなしというわけにはいきません。

そんなわけでようやく購入を決意。(と言いつつ、友人が余ってるのがあるということで譲り受けました。笑)

 

そうして、

  • 簿記の資格試験:実家から借りた電卓
  • FPの資格試験:友達から譲り受けた電卓

を使いました。

 

電卓が変わると慣れるまで時間がかかる

ただし、この選択が大失敗!

さ〜て簿記2級も受かったし、次はFP試験受けるぞ〜!

と勉強を始めて新しい電卓を叩いた瞬間、う、打てない!

 

そう、同じ12桁電卓といえども、モノが変わるとキーの大きさや配置間隔、メーカーによっては機能の使い方がそもそも変わってしまいます。

 

キー配置が変わる

お店に行って並んでいる電卓を見比べて見てください。よく見るとキーの配置が全然違います。

よく使う[+][-][×][÷][=]ですら順番や位置が違ったり、[+]の方が大きかったり[=]の方が大きかったり。

仮にキー配置が一緒だったとしても、キー自体の大きさやキー間の幅も変わってきます。

 

結果、単純に打ち間違えます。

[+]打とうと思ったら[=]だった! とか

[AC]はどこ行った! とか。

 

機能・使い方が変わる

ある程度の電卓には「メモリー機能」という便利な機能がついています。

簡単にいうと、電卓内に計算結果の数値を一時的に記録しておき、後から呼び出して他の計算結果の数値と足したり引いたりできる機能です。

紙に計算結果をメモしておく必要がなく、電卓上だけでダカダカいけるのでとても便利なのです。

M+やM-やMRCやGTあたり

これが、モノによって使うキーが違う!

特に、計算結果を呼び出すキーと記録しておいた計算結果を消去するキーが、モノやメーカーによってバラバラなんです。

呼び出すキーと消去するキーが独立しているものもあれば、一緒になっていて、1回叩くと呼び出し、2回で消去、など。

 

もう、新しい電卓で計算結果を呼び出そうとして、何度間違えて消しまくったことか……。

 

FP試験でほぼ必ず出る累乗計算(数字の右上に小さく数字がついていて何回かけるというやつ)も、[×]を何回打つ、[=]を何回打つ、と電卓上で計算できるのですが、これもメーカーによってやり方が違うらしく。

 

 

 

資格試験では電卓を「早く・正確に」たたく必要があります。

そのためには、電卓の練習が必要・慣れるまで時間がかかるのです。

 

器用な人であれば、練習など必要なくサクサク〜とできてしまうかもしれません。

が、私は非常に習得に時間がかかり最初の頃はとてもモタモタしていました。

 

数ヶ月かけて慣れて、簿記の精算表(30項目くらいある金額の足し算)なども高速ノーミスで打てるようになったのに!

タッチタイピングもなんのその! ダカダカいけます!

まで鍛え上げられた電卓スキルが、電卓を変えることによってまた最初のモタモタに戻ってしまったんです。

 

今回、電卓スキルの重要性が低いFP試験の方を後から受けたのでまだ傷は浅かったものの、大人しく最初からきちんと買えば良かったなぁと後になって後悔しました。

実家から借りた最初の電卓が手に馴染みすぎて、いまだに新しい電卓ではダカダカいけません。

 

金融系資格とるなら、家計簿するなら、早めに買っておこうマイ電卓

それぞれの資格試験に必要な電卓をちゃんと買おう

冒頭に書いたように、「絶対にFP3級しか受けません!」という人は、ちゃんとしたマイ電卓がなくても大丈夫かもしれません。

FP3級の試験会場で、たぶんあれ100均の電卓だな〜って人は何人も見かけましたし、なんならFP2級の試験で電卓を持っていくのを忘れ、電卓なしで挑んで合格したという猛者もいます。

 

けれど、たとえば日商簿記であれば12桁であることやメモリー機能は必須、と必要な機能が変わってきます。

受験予定の試験で求められている電卓をきちんと調べ、「これ持っておけば大丈夫そう」というのを早めに手に入れましょう。

スマホの計算機じゃダメなの?

家計簿など、日常生活で利用するシーンでは、私も前までは「スマホの計算機でいいじゃん」と思っていました。

が、これもひとたび電卓に慣れてしまうと電卓の方がやりやすくて早くて便利なんです。

だから、資格試験はそうそう受けずとも、家計簿を本格的にやりたいなぁと思っていたり確定申告などで電卓使うかもなぁという時は、やはり持っておいた方がいいと思います。

まぁ、家計簿も確定申告も全部電子でやります! って人は電卓不要かもしれませんが^^;

 

個人的おすすめ電卓

私は人から借りたり譲ってもらったりで、自分で電卓を選んだことはありません。

なので、「こういう視点でこう選んだ!」というポイントがないのですが、あえて個人的にいうなら指5本とも置けるくらいの大きさの電卓がおすすめです。

指5本で打つかそれとも4本や3本で打つかは好みですが、指5本を置いてみた時に少し窮屈な感じになるなら、ちょっと狭いかも。

少なくとも、人差し指だけでポチポチしなくてはいけないくらいの大きさだと、圧倒的に打ちにくいと思います。

 

けれど、まぁこれも好みだと思います。色や見た目が好みの方が長く愛着を持って使えるということもありますしね。

 

機能面でのオススメ電卓は、経理職の方、金融系資格を多数お持ちの方などが、ネットでたくさん紹介されているので是非そちらをどうぞ〜。

 

終わりに 経理パーソンの「マイ電卓」の謎が解けた

何かの時に、「経理の人はいつ何時でも『マイ電卓』を持ち歩き、それしか使わない」という話を聞いたことがありまして。

 

やっぱりプロともなると使う道具にこだわりと誇りを持っているんだ!

 

なんて感動したものでした。

が、実際は単純に「慣れた電卓以外だと打てない」が理由だったんでしょうね。(これは勝手な推測ですが)

 

な〜んだそういうことだったのか〜。と一人納得した今回です。

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