2021年見た映画

自分が「今年はこんなの見たなー」って振り返るだけの記事。物語の内容にも触れています。

あの子は貴族

映画『あのこは貴族』公式サイト
出演:門脇麦、水原希子×監督・脚本:岨手由貴子×原作:原作:山内マリコ(「あのこは貴族」集英社文庫刊)今、最も旬なキャスト・スタッフが贈るシスターフッドムービーの新境地。 絶賛公開中!

「同じ日本という国でこんなにも家柄の違う家庭があるのか……ゴクリ」

という感想。当主に挨拶に行くシーンとか所作が厳しすぎて息が止まりそう。

お金持ちいいなーと思うけど、このかたっ苦しいのは嫌だー! 普通ばんざーい! ってなった。

パラサイト半地下の家族

映画『パラサイト半地下の家族』 ネタバレ感想
アカデミー賞受賞以外の前情報は何もなく、 初めは「社会問題系のちょっと構えて見なきゃいけないやつかな?」 と思っていましたが、こういう話か! と前半で一気に引き込まれました。 いやもぅ! ひっさびさに! 面白かったーーー! 最初、身分を偽っ...

 

一度も撃ってません

おらおらでひとりいぐも

 

サンドラの小さな家

ある家族

映画 ある家族

「これ2時間映画の最高潮の盛り上がりの時に出てくるセリフー」って感じのが序盤からぽんぽん出てきたり、ん? 学芸会? な感じだったりで最初全然入り込めないなぁだったんですけど、気づいたらお母さんを見送るシーンで咽び泣いていました。声を抑えんがために本気で身体震えてしまって振動が隣まで伝わっていたかもしれないすみません。

ガンになって、「生きる」って希望を持って信じて過ごしたいものだけど。そうはいかない、着々と死んだ後の準備をしなきゃいけないのが。

さらに、その準備をすればするほどあの賑やかだった家がどんどん人がいなくなっていって寂しくなって。それが父親のこと追い詰めただとか。でも準備を、新しいホームを探さないわけにはいかない。

 

耳の聞こえない子の新しい家庭が見つかった時に思わず、

「医者の子か——」

って思ってしまった時に、なんというか自分の浅ましさを感じてしまいました。

映画大好きポンポさん

アクセスいただいたサイトはメンテナンス中です
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やっっっっばい。

もー突き刺さる突き刺さる。表現者って。クリエイターって。これが「作品」を作るってことなのかって。

普段自分たちが見ている映画って何カットも何カットも撮って、選びに選び抜かれた1カットのシーンなんだなぁって。

実写映画の話をアニメーションで描いているのがまた。

実写映画だと、実際に全部準備しないと。ロケ地に行かないと。何も撮れない。あーちょっとアングル変えたカット欲しかった! と思っても、撮っていなかったらもうそれで終わり。

アニメーションだと、取材とか資料集めとかあると思うけど、机の上ですべて描ける。新しいシーンもその場で描くことができる。けど、実写だったらちょっと違う角度のカットが欲しくなったらその場ですぐ撮ればカメラの位置動かすだけで事足りる。でもアニメーションだったら、ちょっとカメラの位置変えた絵が欲しいだけでも、全部新たに描かなきゃいけない。

撮影した映像を編集するシーンで、まったく同じシーンのあらゆる角度のカットをどれにするか〜ってやるので流れていたあの映像達。あたりまえだけど、これ全部描いたんだよなぁってなって。

 

あーーー! 途方もない。

 

ポンポさんが来ったぞー! が可愛すぎて好き。元気でるよね。あれくらいの清々しいポジティブさを持って出社してみたいです。

ビバリウム

ヴィヴァリウム (2019) 探索:サレンダルな郊外スリラー | 公式サイト
ジェシー・アイゼンバーグとイモージェン・プーツが出演する不気味な映画「ヴィヴァリウム」の世界へ。理想の家が悪夢に変わるこのサレンダルスリラーを探検し、舞台裏のコンテンツや独占インタビューなどを公式サイトで発見しよう。

面白かったー! けど、これ元気な時に見ないとダメなやつだって思いました。永遠にただの絶望。

序盤とか、家が並んでいるだけの描写のはずなのに、異様で奇妙ですんごい気持ち悪い。入り込みすぎて精神やられる。

 

マーティンの目的はなんなんだろう?

カップルを捕えてマーティン役の後継を育てさせて。そしてその後継が育ったら何をするのかと思ったら、現役マーティンと入れ替わって次のカップルを捕える。次の後継マーティンを育てさせるために。

後継マーティンを育てさせるために、永遠にカップルを捕え続ける。永遠にマーティンを育てさせるためだけに——。

って、でもこれって現実のカッコウがやっていることと一緒なんですよね。

他人の巣に自分の卵を産む。なんのために? 自分の子を育てさせるため。なんのために? 育った子がまた他人の巣に自分の卵を産んで次世代へと繋いでいくため。

それが生きるってこと? 我々はなんのために生きているのだ——?

 

とか考え始めちゃう映画でした。

あと見間違いかもしれませんが、途中一瞬だけ出てきた過去の囚われたカップルの役名が「sex couple」だったのはちょっと笑いました。

パームスプリングス

春よ来い |

面白かったー!

いい感じの夜風といい感じの音楽といい感じの談笑の雰囲気とお酒と。

いい感じですよね。こんな毎日をずーっと過ごしたいなーーーなんて思ってしまいますが、「たまにある非日常」だからいいのかなぁって。

 

「同じ1日だけど、愛する人とこの平穏な1日がずっと過ごせると確約された世界」と

「愛する人と一緒にいられるかも明日どうなるかもこの平穏がずっと続くかもわからない世界」と

どっちが幸せなのかなーなんて。

今、私たちがいるこの世界でも、愛する人と一緒に毎日平穏に幸せに暮らせる日々ever after を願って生きているじゃないですか。

でも、前者の世界だと、なんか違うって思っちゃう。

 

人はやっぱり変化や成長が必要なのかなーなんて。

タイムリープチートでサラが量子力学をマスターしたのはいいなー! って思っちゃいました。興味ごとがあちこちに分散してしまう私は、これを極めたい、でもあれも極めたい、人生がいくつあっても足りない! 状態なので、永遠の時間を使って突き詰められるのは最高だなって。でも、突き詰めて極めたその知識だったり技術だったりを何かに活かせるから、満たされるのかなー。そして、その生かす機会って1日じゃ足りなくて。功績も積み上げるのも1日じゃたぶん足りなくて。

 

ロイは「同じ1日だけど、愛する人とこの平穏な1日がずっと過ごせると確約された世界」で過ごすことを受け入れたような感じでしたが、やっぱり子供達の成長が見られないっていうシーンですんごい悲しくなってしまう。

子供達は小さくて可愛くて毎日が平和で。「あの頃はよかった」って思い返してしまうかもしれないような日々が永遠に続くのに。

でもずっとそれじゃないんだよなぁって。

 

最後のシーンも、ロイはー?! となってしまった。最後のあれは、ついでにロイも脱出できた=今までと違う新しい11/9をやっている、というわけではなく、サラとナイルズは脱出できたからタイムリープ内のナイルズはロイのことをもう知らない状態になっちゃったってことですよね。

彼は永遠にタイムリープの中を過ごし続けるのでしょうか……。

 

ビバリウムと合わせて、なんでもない日常が尊い……ってなる。

アナと雪の女王2

あの名シーンがエルサの中でちょっと黒歴史っぽくなっている描写がいいなと笑。

相変わらずオラフがいい!

ボス・ベイビー

なんか、子供の頃に感じた、他の兄弟との差を感じて寂しくなったりするあの感じを、どうして大人になった人たちがこんなにうまく描けるのだろうって思って見てしまった。

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