【片付け記録】思い出の品の色紙を捨てる

片づけ日記

幾度かの断捨離月間を経ても残っていた色紙。

ついに捨てました。

捨てた色紙の種類・経緯

一つは部活の寄せ書き。

もう一つは、高校卒業後ほとんどの人が地元に残る中、私だけが遠くに行くことになりクラスのみんなが描いてくれた寄せ書き。

もう一つは、ある活動をして、それが終わった時に同じメンバーからもらった寄せ書き。

 

どれも、20年前とかのものです。

断捨離の度、引越しの度にとっておいて、「ここが最後の住処になるかな」と思う新居への引越しの際にも持ってきました。

「捨てられなかった」ので。

「一応」ね。

捨てる前の心境

そう、「捨てたくない!」とかではなく「捨てられなかった」。

嵩張るものでもないし、「一応とっておくか」。

 

じっくり自分の心に向き合えば、答えば出ているんですよね。

 

けれど、さすがに色紙って捨てられないよね、とか

人としてどうなの、とか思ってしまって。

 

けれど、ふとした時に「もうモノとして持たなくてもいいんだな」と。

 

捨てるきっかけ

新しいステージに移行して自然と

結婚し、子どもが産まれ。

学生時代のものって、どんどん「昔の自分」になっていったんですよね。

「古い」とか「もう大切ではない」ということではない。

けれど、子どものモノがどんどん増えていく中、「今の生活をもっとすっきり充実させたい!」と願うと、自然と「もういいか」と思い始めました。

 

過去の栄光に縋っていたなと実感

最近、ずっと断捨離や片付け関連のことを読み聞きしています。

その中でやはり大きな壁と出てくるのが「思い出の品」たち。

 

けれど、「もういらないのに思い出の品を捨てられないのは過去の栄光に縋っているから」という言葉を聞いた時に、刺さりました。

 

私が色紙を持っていた理由って?

地元を離れ、遠い見知らぬ地で頑張っていた時代、色紙の言葉たちに勇気づけられ助けられたこともありました。

けれど、その頑張る時期が終わったら、もう数年レベルで読んでいない。

押し入れの段ボールの中に何年もしまっていた色紙も。

 

終の住処への引越しでも、今度こそちゃんと飾ってあげるか、と「一応」飾っていました。

けれど、先ほど捨てる決意をして見てみたら、埃をかぶっていた……。

 

なんか、本当にその思い出や色紙自体が大切というより、

「私は部活を頑張ったんだ!」とか

「私はこんなにも人に愛されていたんだ!」とか

「この活動をやったという証明だな!」とか

そういうものに縋っていたのかな〜と。

 

誰に証明するものでもないのにね。

 

むしろ嫌な記憶が蘇ったりネガティブな想いが出てきたり

むしろ、色紙を見るとネガティブな想いが蘇ることも。

 

部活は、実はよい思い出がない!

卒業後十数年に渡り引きずるほどトラウマレベルに嫌なこともあり。

なんでそんな部活の引退時の色紙とっておいたんだ、って感じですけど、きっと最後の良い思い出で上書きしようとしていたのかな〜と。

 

でも、読み返すと、後輩からのメッセージでは「義理で書いてくれたな〜」っていうのが読み取れるメッセージもちらほら。

一番嫌だったな〜って人からのメッセージを読むと、「うっ」と今でも胸が詰まる。

そして、よりによってそんな一番嫌な人からのメッセージの文字だけが、退色せず一番はっきり綺麗に残っている。笑

 

捨てよ捨てよ。

部活の嫌な思い出も、嫌なあの人からのメッセージも、全然慕われていなかった過去の自分も。

 

 

高校時代のクラスメイトの寄せ書きは、見返せば純粋にありがとう〜と心が暖かくなるんだけれど。

もうすっかりみんなと疎遠だな〜と。

この子、「ずっ友だよ!」とか書いてくれたけど、卒業後数年でなぜか返事くれなくなっちゃったな〜とか

この子とケンカしちゃって、それ以来だな〜とか。

細く続いていた交友もあったけれど、この20年でぽつりぽつりと一人また一人と連絡を取れる人が減っていき。

 

これまた自分の人間関係の繋がりの下手さが露呈されている感じがして。

あんなに暖かな関係があったのに、みんな消えちゃったな、って。

 

そんなことを思い知らしめてくれる色紙。

これって今の自分に必要?

もうういいかな。

ありがとね。

 

色紙の捨て方・捨てた時の心境

ガムテープでグルグル巻きにして可燃ゴミ

捨て方については自治体によって異なると思いますが、私が住んでいるところでは可燃ゴミとして出しました。

個人情報はどうかと気にしましたが、記名はみんなあだ名だし、その他個人や団体が特定されるような記載はなかったので、塗りつぶしやシュレッダーなどせずそのまま捨てることに。

 

完全に捨てる前に、こちらのスキャナーでデータ化。

いつもお世話になっております。

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データ化が終了した後、捨てる決意を確固たるものにするために、えいっと折り曲げ小さくして。

ガムテープでぐるぐる巻きにして。

最後に、綺麗なラッピング用紙で包み、「ありがとう」と思いながら捨てました。

(ラッピング用紙は、捨てられなくてついとっておいたやつ。こちらもついでに役目を果たして手放し!笑)

 

個人的に、この綺麗なラッピング用紙で包むのいいな、と思いました。

 

自治体のゴミ袋が半透明なので、外からガムテープぐるぐる巻きの何かが直接見えるのもちょっとあれかなと思い、何か袋っぽいものに一応入れようかな、と。

そんな時、ふと「せめて綺麗な袋に入れてあげよう」と思い。

(半透明のゴミ袋の中に綺麗な袋が入って捨ててあるほうが目立つかもしれないけれど。笑)

 

綺麗なラッピングで包むと、完全にゴミとしてポイ! っとした感じが減って、綺麗に包んでありがとうの想いを込めて、永遠にどこかにしまった感覚。

最後に綺麗な状態で手放せたので、記憶の中のイメージもずっと綺麗なままでいられるかなと。

 

捨てたあとは、やっぱりスッキリ!

過去を捨てた感はなく、前に向かって進んだ感じです。

先述の通り、見ただけで実はネガティブな想いが心の底から湧いていたモノが視界から消え、

さらに最後は綺麗な状態で手放せた感が。スッキリ!

 

久々の片付けでしたが、これからも綺麗にしていくぞ〜。

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